2017年02月 元気な高齢者

 親戚の葬儀で富山県富山市へでかけた。

 私の両親の兄弟の年代で、80歳代の叔父叔母がそろった。配偶者を失い、一人暮らしで、元気なメンバーばかりで、話が盛り上がっていた。その中でも、共通する「ダンスの話」。ある叔母は、老人ホームへ通うとダンスの時間があり、ダンスの経験がなくても、男性が誘ってくれて、懇切丁寧に教えてくれる。グループの中には、ダンスを通して、男女の恋心のようなものが育ち、仲良くなって、一緒に住むことになったり、籍を入れたりするものも出てくるという。(子供たちのことを考えると、籍まで入れるのはどうかと思う。と思いとどまる方が多いとも言っていましたが・・・)

 また、高齢者の一人暮らしで、「入浴中の事故が多い。」との話題については、ある叔父が、「自宅の風呂は、母親の時からのタイル張りの古いもの。床暖房はなく、よく言われる浴室と風呂場の温度差などによる負担で、事故に至る危険な状態」と。そこで叔父がは、近所のスポーツクラブに入会し、「お風呂は、大勢の人がいるところではいり。自宅では入らない。」と徹底して予防しているという。そういえば、私の近所にスポーツクラブができたとき、地元の先輩ご夫婦は、「私たちお風呂会員なのよ~!!」と嬉しそうに語っていたことを思い出した。大きなお風呂で、場所によっては、サウナがあり、ジャグジーがあり、とても快適であると。男風呂はわからないが、女風呂は、おしゃべりで盛り上がりそうだ。同時に、叔父のような危険回避にもなれば、一石二鳥である。

 それぞれの80歳代の行動は、元気だからできるのか?その行動と考え方により元気なのか??いずれにしても、日々楽しく生活を送っている80歳代の高齢者の実態を知った。目標を持ち、前に進み、安全に楽しく過ごすことを考え、目の前を生きている人生の大先輩の生きざまを見ながら思いを深めた。身近に、80歳を超えて、まだまだビジネスの世界で活躍している方がいる。それは、若いころからの積み重ねであり、多くの経験と、培ってきた人脈に裏付けされて、その延長線上に活躍の場ができているのではないだろうか?

 親戚の50歳代から60歳代のいとこ仲間の話題は、自分の健康&持病の話。また子供の就職、結婚、孫について。そして、親の介護&痴呆の対応などで、第二の人生を過ごしながら、苦労をしている真最中のようだ。それは、今80歳代の人たちも通ってきた道なのであろう。私は、来年、還暦を迎え、人生の一つの区切りを迎える。仕事は継続するが、若いころの働き方とは違ってきている現状を考えれば、もっと色々と工夫をしなければいけないと常々考えている。若いころのように活躍の場&人脈を広げて、新しい機会を作り上げるというパターンから、先を見据えて、また若手の将来を考えて、今まで培ってきた経験&人脈を大切にしながら、これから先の10年、20年の行動を考えていかなければいけないと気付く良い機会になったと思う

 人生、元気で迎える80歳代は、車で言う定期点検と、日々の取り扱方であろう。健康管理、食生活、日々のストレスとの付き合い方、過ごし方が、楽しい80歳以降の生活に影響することは間違えない。みなさんも日々の生活を大切にしていきましょう!!

平成29年2月吉日
悟空の里主人 金森 悟

 

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