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2024年02月 目に見えないもの

 先日、「算命学」の先生を紹介いただいた。誕生日から、自分の人生がわかると。占いではなく、統計的なもので、かなり正確であるという。医学が進んで、帝王切開や、先生のご都合で促進剤を使って早く生まれてくる子もいる世の中。自然分娩ではなく、ある意味、人の手によって誕生となるわけであるが、生まれ方に関係なく、生まれた日によって、人生が読み取れるという。それぞれ10年ごと、年齢などの分岐点があるようで、過去を振り返り、何が起こったかを思い返すと、指摘されたことに近い事象が起きていた。   

 また、子供が生まれ、命名に頭を悩ませた。私の子供(長女)が誕生し、命名の勉強に本を購入。名前の画数を数えながら、いくつかの候補を決めた。親戚と母親から、ある先生を紹介するから見てもらったほうがいい。と勧められたが、私の候補はすべてダメ。先生から提示された候補の中から選ぶことに。一人目に続き、二人目(息子)も必然的に同じ流れに。

 風水の先生にも出会う。吉方位に従って行動することで運を良くする。ネットで調べると、いくつもの流派があるとかで、違うコメントが散見して判断に迷う。この世界にある言葉で、祐気取り、お水取り、お砂取り、三合参りなど、初めて耳にし、意味を教えてもらった。自分で試してみようと、年に数度、吉方向へでかけてみたが、何も起こらない。そんな話をすると、行って良い方位があれば、その反対に、行ってはいけない方位もあったという。何気ない行動で、個人的なお誘いや仕事で出かけた方向が、行ってはいけない方位と気づいても後の祭りで台無しになる。ルールが守れないのであれば、やらないほうがいい。とのアドバイスをいただく始末。しかし、一度知ると、常に気になり、携帯にアプリを入れて、毎日見てしまう。

 そのようなことがきっかけで、神社巡りの楽しさに出会った。御朱印帳を買い求め、かれこれ10冊近くになった。同時に、マンガでも読める「古事記」に目を通し、改めて、日本の神話に触れてみた。個人的には、伊勢神宮、出雲大社、そして長野県の諏訪大社と関係性がとても興味深い。ヤマタノオロチ退治をした「スサノウノミコト」の話は、有名である。助けられた娘(クシナダヒメ)の老夫婦(アシナヅチ、テナヅチ)の居所跡が奥出雲町にある。一方、長野県諏訪市に、「足長(あしなが)神社」、「手長(てなが)神社」という神社があり、それぞれアシナヅチ、テナヅチがご祭神である。この地理的に離れた地同士の繋がりはなぜだろう??と、とても興味がわき、面白くなってくる。

 「古事記」では、出雲と諏訪の関係が記してある。大国主命(オオクニヌシノミコト)の子・建御名方神(タケミナカタノカミ)が、天照大神の使者、建御雷神(タケミナカヅチノカミ)と力比べをして、出雲から信濃の国諏訪の湖まで逃げて、追いつめられ、信濃の国を出ないことを条件に国譲りを承諾する。というシーンある。結果、大国主命が国譲りを承諾し、現在の出雲大社があるといわれる。

 旧暦10月は、「神無月(かみなづき)」といわれるが、出雲では、同時期に、全国から八百万の神々が集まるからと「神在月(かみありづき)」と称している。全国からいらした八百万の神々は、各国へお戻りになる前に「万九千(まんくせん)神社」で直来(なおらい)をされる。宴たけなわの途中、宮司は、「お発(た)ち~!お発(た)ち~!」と、神々をお見送りするという儀式が現在でも行われている。

 科学が証明できない神話の世界、神様の世界など、夢のある話はたくさんあり、日本人として、神社仏閣は大事にしたいと思う。皆さん、お正月にかかわらず氏神様など、手を合わせに行きましょう!

令和6年2月吉日
悟空の里主人 金森 悟