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2019年02月 2020

 新年も2か月が過ぎようとしている。「御代替わり」まで80日を切った。
自分の知らない世界で、着々と準備が整ってきているに違いない。何が変わってゆくのだろうか?個人的には、孫の世代が成人する2040年頃に向けて、安心して暮らせるより豊かな国であってもらいたいと思う。

 直近には、来年2020年開催の東京オリンピックのメインスタジアム(新国立競技場)の外観はほぼ完成したように見える。過去の報道で、メインスタジアムに「聖火台」の設置の場所が設計されていないことが話題になった。実際の話を聞くと、メインスタジアムの屋根が木造で計画されており、消防法上、スタジアム内に設置は不可であり、報道のように「忘れていた。」との表現は大きな間違え。また、準備の段階からメインスタジアムの設計&予算の問題に始まり、オリンピックのロゴ、さらには、小池東京都知事の発言などいろいろなケチがつき、築地&豊洲の問題は、結果、工事工期を遅らせただけで、大きな損失になったことは間違えない。その後も続々とマイナスになるような報道が続く。 

 大会経費総額は1.65兆円(予備予算3,000億円含)といわれる。莫大な税金が使われると報道された。実際、マスコミの情報は本当なのだろうか?オリンピック委員会の公式ホームページで報告されている。
【収入】1.35兆円
① 大会組織委員会6000億円(内訳:スポンサー収入約4,800億円、IOC負担850億円、
チケット売上げ820億円など)。
② 国と東京都が約7,500億円(会場設備など6,000億円、セキュリティ800億円など)。
【支出】1.35兆円
① 会場関係費8,100億円(内メインスタジアムを含む恒久施設費用3,450億円)。
② 大会関係費(輸送・セキュリティ・マーケティングな等)5,400億円。

 オリンピック&パラリンピック開催は、約2か月間。前の国立競技場は1964年から50年以上にわたり活用された。素人的には、今回のメインスタジアムなど恒久施設予算(3,450億円)も50年で割れば、騒ぐような金額ではないのではないのであろうか? と思う。

 1964年の東京オリンピックの際はどうであったのだろうか?
ネットでは、当時の日本のGDP(名目)は、29.5兆円。訪日外国人27万人。為替1ドル360円。大会開催総予算265億円(内建設関係費は166億円)。大会直接ではないが、「インフラ予算」として、東海道新幹線(3,800億円)、首都高速など道路(1,753億円)、地下鉄整備(1,895億円)など総額1兆円と言われた。戦後の経済復興に国を挙げてとてつもない予算で1964年のオリンピック・イヤーを迎えたことになる。今回は、当時の設備をレジェンドと称して継続利用し、経費削減するべきとの声も多かったが、老朽化した設備の補修&改修費用は莫大なものになるだろう。ちなみに2018年のGDP(名目)557兆円、訪日外国人3,120万人。いずれも大会費用は、GDPの1.7%(1964年は1%)という計算に。

 日本は、この先、少子高齢化により日本の人口増は見込めず、経済成長にも不安があり、オリンピックが、成長の起爆剤にはならないという懸念も現実かと思う。しかし将来に向けて、50年以上前の設備を一新し、一気にまとまった投資ができる機会は、この2020年のオリンピックしかないと思うのも間違いない。さらには、アメリカ勢のGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)、中国勢のBATH(バイドウ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)に、ITインフラ構築は、圧倒的にリードされている。早急に、国家安全も念頭に、ITセキュリティ&経済環境整備に大きく投資&構築をしなくてはいけないタイミングでもあると思う。御代替りの大きく変化するタイミングをしっかり見ながら、将来に向けて過ごしてゆきたい。
皆さんもしっかりと見届けてゆきましょう。

平成31年2月吉日
悟空の里主人 金森 悟

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