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2022年12月 令和4年 年の瀬

 今年も残すところわずかとなりました。COVID-19禍もさらに年を越すことになり、感染者は増えてきているようです。私自身、38℃近い熱が出て二日目。そのような中、原稿を書いている。手元の抗原検査キットは陰性だが、検査のタイミングで結果も違うとのことで、週明けに発熱外来へ行く予定。軽症で収まることを願っている。以前、娘&息子家族も子供からか感染したようで、隔離生活をしていた。感染状況も益々身近に迫ってきている。一方、街中では、外国人観光客を多く見かけるようになり、夕方からの飲食店は、忘年会に始まり、予約で満席か、長い行列ができているお店も増えてきたようだ。新潟にある友人の温泉旅館では、「県民割」(おひとり5,000円補助とお買い物クーポン券付き)のおかげで、期間中は満室続きとのこと。人の動きは、COVID-19禍前に戻りつつあるのではないだろうか?

 COVID-19禍により、対面活動が制限され、私の生命保険の営業も、対面が絶対条件であったルールが180度変わった。まだまだ試行錯誤の部分もあるが、メールで重要事項等の資料配布&開封確認、ご署名&健康診断資料などを撮影後、送付していただくなど、状況は激変している。ただ、どうしても慣れの部分もあるが、対面しながらのお手続きに比べると、1.5倍の時間がかかる感じがする。一時間半近く、パソコンに向かって、やり取りするのは、一方的に話を聞くのと違い、とても疲れる。細かなところでは、対面していれば、お手続きの間、ちょっとした話で繋ぐ、相槌を打つなど画面を通してでは、わかりづらいコミュニケーションが、場を和ませ、スムーズにさせているに違いないと思う。

 それほど長い時間でなければ、熟知の間柄の友人らとは、会話を交わすことで、場を過ごすことができる。
初対面の人とは、かなり難しくなると思う。その人のしぐさ、表情、間の取り方など、人間は自然に感じ取りながら、コミュニケーションを交わしているのではないだろうか?ある日。電車の中で、赤ちゃんを抱えたマスクをしたお母さんが乗っていた。赤ちゃんは、お母さんのマスクに手を伸ばし外して、お母さんの顔を見ようとする。お母さんは、「ダメよ!」とマスクを元に戻す。赤ちゃんは、しゃべることができない代わりに、母親の表情を見ながらコミュニケーションをとっていると強く感じた。人間のコミュニケーションの根本がそこにあると感じた瞬間であった。

 COVID-19禍の約3年を振り返り感じることは、遠方&一方向の講演などを聞く機会は、主催者側は、会場手配などの手間が省け、会場の席数制限が無くなるなど大きなメリットがある。参加者側は、会場まで移動する必要が無くなり、移動時間&移動コストが削減できるメリットがある。あえてデメリットを上げれば、その主催者側、一つのテーマに集まった人たちとの交流ができないことであろうか? しかし、テーマを掲げて、意見を出し合い、議論をする場面は、対面でのやり取りが必要であろう。表向きにはわからないが、会議の会場以外でのやり取りを含め、現実的に、議論がスムーズに運ばれるのではないのであろうか?

 人とのコミュニケーション。若い人たちは、リモートでのコミュニケーションに違和感を覚えない人が多い。いずれ、リアルでのコミュニケーションの深さと、その情報量の多さに気づくことがあると思う。

 令和5年は、どのような年になるのであろうか?COVID-19のようなウイルスは、感染力の違いはあれ、過去も今後も毎年のように新ウイルスが出現するとも言われている。世界的にも日本の為にも、自分たちの家族・友人の為にも、将来にわたり安心して生活ができる手段、社会を構築してもらいたいと強く願いたい。

令和5年12月吉日
悟空の里主人 金森 悟