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2017年11月 時代は違う・・・?

 昨今、いじめ、喧嘩、暴力と色々な悲惨な事件が起こる。

 昔からも同様のことがあったかもしれない。話題にならなかったのか?より陰湿&限度がなくなったのか?

 私の子供の頃の経験を振り返ると、中学時代は剣道部に所属。顧問の先生は、稽古中は、我々が何かしでかすと正座をさせ、防具を付けた頭やおしりを竹刀で叩いた。私が、部長になり、後輩を指導する際も、指示通りにやらない後輩たちを、正座させて、竹刀で頭を叩きつけたことも何度かあった。また一般の教室でも棒を持ち歩き、我々が何かしでかすと、お尻の下あたりをめがけてむち打ちの刑があった。「なんでそんなことするのだろう?」と思いながら、叩かれる原因を作らないように、ピリピリする習慣ができた。我々にとってその先生はどんな存在であったか?「その先生は、我々に対して本気で、真剣に付き合ってくれる、信頼できる、大好きな先生であった。夏休みは、その先生のご自宅へ仲間と出向き、夏の宿題をこなした。剣道部の父兄会では、母親たちから、絶賛され、「どんどん厳しく叩いてください!!」と応援されていた。

 私が、ボーイスカウトのリーダをしていた時、夏のキャンプへ子供たちを連れて行った。最終日、テントをたたんで、元の自然のままに戻すように、清掃など後片付けをするマナーを持っていた。いくつかの班(チーム)があり、最終点検完了報告を受けた私は、各場所を確認。ひとつの班は、全く片付いていなかった。「うその報告をしたのは、そのチームの連帯責任。」と、チーム全員を整列させ、頬を平手打ちした。その後の父兄会で話題となり、団委員長という組織のトップの人が謝罪したと、後で聞いた。

 高校&大学で、運動部に入部。高校では水泳部。目標に達しない我々や後輩を大学からのコーチがデッキブラシでつついたり、ある時は蹴飛ばしたり、水着を脱がせて、プールに放り込んだり。大学では、庭球部なのに、何故かボクシンググローブがあり、先輩から「試してみたいから、こちらに来い。」と、軽くではあるが、ボクシングのサンドバッグのようにぼこぼこ叩かれた。通学電車の中で、先輩から「車掌の真似やれ!」、「手すりによじ登って、セミの声の真似をしろ」、「同じ車両に座るかわいい女の子をナンパしてこい!」などと指令されることも。網棚の上に乗ることを強要されたものもいた。

 今振り返れば、意地悪な先輩に手をかけられ、また先輩になってからは、同様なことを後輩にすることもがあった。それは、「今の時代では許されない、悪質な行為である。」となってしまうのであろう。

 自分にとっては、どちらのサイドから考えても、想い出であり、私をいじめた先輩とも、信頼し仲良くしていただいている。私が、竹刀で叩いた後輩は、私が全く覚えていない「罰」を「鮮明に覚えている。」と数十年ぶりの恩師の葬儀の際に、聞かされたこともある。

 そんな人間関係、上下関係を体験、学びながら社会人になり、厳しい上司がいても、学生時代の経験から、人を判断する、人の意見を判断&取捨することに大変に役立っていると感じる。

 ドラえもんというアニメがあり、昔ながらのいじめっこ「ジャイアン」が登場する。いつものび太&スネ夫をいじめる。親分肌のジャイアンは、「もうそのへんでやめといてやれ!!」と相手の心身の止めを刺さない。ところが、ゲームの「戦闘系」のものは、ゲーム上で相手を打ちのめし、殺し、ポイントを上げてゆく。そして、リセットボタンを押して、また再開する。というものがほとんどではないだろうか?

 相撲の世界でも、朝青龍に続き、横綱・日馬富士まで暴力行為で、大きな話題となっている。実態は全くわからないが、頭をコツンと叩いた行為が、「殴った」となる。反対に「殺すつもりはなかった」と車で轢いたり、頭を徹底的に鈍器でなぐったり、幼児を叩きつけたり・・・。人間という生き物がどうしたら怪我をし、命を落とすのか?という一線を理解できない若者が増えている気がする。またその行為が、マスコミ&ネットで拡散され、より多くの人の目にさらされ、模倣され、拡散する。想像ができないことが起こる世の中になってしまったのだろうか? 日本人同士であれば、そんなことはしないとか、長年の暗黙のルールがあったと思うが、今は、海外で起こる悲惨な犯罪も見かけるようにもなってきた。

 これから将来を考え、いじめ方、いじめられ方など、自然に学べる環境づくりを子供の頃からできないものだろうか? 戦いを制する行為は、気持ちがいいことでもあるかもしれないが、ゲームの世界と現実の世界の使い分け、違った楽しみ方をもっと明確に理解することが大切な時代になってきたのだと思う。皆さんも身近で:、気づくことがありませんか?

悲惨な行為、悲惨な事件が繰り返されないように、我々は何をしていったらいいのでしょうか?

 

平成29年11月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2017年10月 異世代交流
●2017年09月 ミョウガ
●2017年08月 次のステージへ!
●2017年07月 墓参
●2017年06月 船舶免許
●2017年05月 東京ステーション
●2017年04月 卒業40周年