2016年08月 携帯アプリ
携帯電話が登場し、スマートフォンに進化し、パソコン同様の作業が、手元でこなせるようになった。
電車に乗れば、ファミレスに入れば、若者同士が集まっていれば、半数以上は、スマホの画面にくぎ付けに。座って操作をしていればいいが、街中を歩きながら操作し、前を見ないでぶつかってくるアクシデントも少なくないようだ。さらには、自転車、自動車を運転中のスマホ操作である。電話の通話だけではなく、一瞬でもスマホの画面に気を取られ、走行中の不注意で、事故の原因にもなっている。
さて、多くの人は、スマホでは、どんな操作をしているのであろうか? たぶんFacebook、LINEなどのSNSやゲームに違いない。最近は「ポケモンGO」というゲームが始まり、ポケモンなどを探して、ある場所に大勢の人が集まる。神社の近くに住む知人が、深夜に若者がたむろして、「ポケモンGO」をやっているらしい。と連絡をくれた。真夜中に騒ぐわけではないようだが、普段は、ひっそりとした場所&時間帯に、スマホを持った若者が集まる光景は異常に見える。お店の、観光の人集めとして相乗りする動きも出てきているが、実態は、人は集まるがお金は落とさずで、商売には全く結びつかないという声も多いようだ。
ところで皆さんは、どのようなアプリを活用されているであろうか?
どんどん新しいアプリが開発され、日々色々なものが出てくるので、私は、そのあたりの情報に詳しい仲間に、最新情報をもらうようにしている。私が使っているのは、コミュニケーション・ツールとして、SNSでは、Facebook、LINE。(一時使ったtwitterは全く使わなくなった。Instagramは、まだ使ったことはない。)ショートメール、携帯メール。最新の情報を入手したくて、「高速渋滞情報」、「ウェザーニュース」、「Go雨!探知機」、「マップ」、「NAVITIME」、「タイムズ駐車場」、「WTA ATP LIVE (テニス)」。業務関係では、「eight(名刺管理アプリ)」、「えきねっと(JR)」、「JAL」、「ANA」。興味本位で、「Flightrader24」、「Uber」、「東京タクシー」、「お薬手帳」など。これだけあると、私も人のことを言えないくらい、スマホの画面を見続けている時間が多い。老眼による目の筋肉の調整機能低下も併せて、長時間、スマホを見ていると、街に出て、前から来る人の顔がしばらくボケてわからないこともある。
もうひとつ、スマホのカメラ機能が一般的である。このホームページの毎月のメッセージ、ブログを始めた頃は、街を歩きながら、何か題材がないかと探そうと景色の見方が変わった。その後、facebookを使うようになってからは、他の人と同様に、食事のメニューを撮ったり、景色を撮ったりと、時には、動画を撮るなど、カメラを使う頻度も増えた。さらに写真の撮り方も工夫するようになり、より楽しんでいる。
しかしながら、冷静になると「こんなスマホ中毒のような毎日を改善することができないか?」とも考える。スマホを手にしないと、なんだか不安になるくらいに、日常生活に深く浸透している。子供たちも同様である。電子ゲームがはやり始めてから、子供たちの友達とのコミュニケーションに大きな変化があったと思う。20年近く前、自分の子供が友達同士で集まっても、お互い遊ぶのではなく個々にゲームに没頭する光景が忘れられない。現在は、それがゲームに限らず、スマホでのSNSなどで、スマホ画面にくぎ付けの状況がより過剰になってきた。使い方によって、子供同士のいじめ、犯罪に発展したケースもある。しかし、コミュニケーション・ツールとして確実に定着した電子機器、これを今更排除することは不可能であろう。私一人で子供の将来を不安視するのは、自分勝手ではあるが、便利なものと、人間同士のコミュニケーションとの違いをしっかりと教えて、実行してもらいたいと思うのは私だけであろうか? 例えば、通信電波の届かない地で、コミュニケーションの場を設けるとか、スポーツなどのように、手からスマホを開放して、ひと時を過ごし、その楽しさを感じてもらうとか。いろいろ工夫も必要だと思う。益々、色々便利なアプリのコンテンツが出て、余計に手放せなくなるとは思うが、オン&オフの切り替えのように、使いこなすことで、より快適で、楽しく過ごすことができるに違いないと期待したい。
皆さんもまたご家族に至っても、この使い分けを工夫されてみてはいかがであろうか?
平成28年8月吉日
悟空の里主人 金森 悟
●2016年07月 おふくろの味
●2016年06月 青少年育成
●2016年05月 出雲大社
●2016年04月 大震災に際して
●2016年03月 タクシー
●2016年02月 死ぬまでに観たい映画
●2016年01月 買い物