2014年02月 降雪対策について
東京では珍しい2週連続の大雪。前回は、我が家(東京都国分寺市)の近くで30センチ以上の積雪があった。今回は、それ以上の積雪となり50センチ以上??片側柱のないガレージの屋根がゆがんで落ちそうになった。夜中に3回の雪下ろしで、車は無事に。
降雪から2日、我が家の庭は、まだまだ一面の銀世界のままである。木々の太い枝も雪の重みで数本折れた。以前、植木作業を専門にしているテニスの後輩の勧めで購入した3メートルほどの脚立で、5メートルほどある松の木に登り、雪下ろしをした。ちょっとスリルも味わった。今回は湿った雪でもあり、重みで屋根の雨どい部分が破損・・・。これ以上の被害は避けたいと、二階の屋根に上り雪下ろし。底のしっかりした長靴をはいたが、わずかな残雪の上に乗ってしまい雪と共に、庭まで滑り落ちそうに・・・。雪下ろしと言えば、私が小学校2-3年生の頃、名古屋で自宅ガレージの屋根の雪下ろしをしていたところ、屋根のトタンが破れ、頭から下のコンクリートの床に落ちたことがある。かなりの衝撃で、一瞬気を失い、ふらふらになりながら家の中に戻ったことを覚えている。それ以来、雪下ろしでの転落の恐怖は消えていない。とはいうものの、雪を下ろし始めると、夢中になり責任感と楽しさとが混在しながら、その危険さ&恐怖を忘れてしまう。今回は、かなり積り始めた時には、雪かきをしながら、恒例の(?)雪だるまを作った。が、かわいくないとのコメントが入り、深夜にもかかわらず顔など作り直しをした。しかし翌朝の雨に無残に壊れていたが・・・。屋根から庭に落とした雪は80センチくらいの高さに。持って行き場もないので、高さ1.5メートルほどの滑り台を作った。(自ら滑走実験済み!)なかなか快適に滑ることができる。コースアウトしないような工夫も凝らしてた。これらの作業は、普段使わない筋肉を使うので数日後には痛みが・・・。
ニュースからは、各地でも記録的な大雪になった映像が届けられる。山梨地区は、1メートルを超える積雪で大変な状態とのこと。東名・中央・関越等の高速道路もいまだに開通できず、JR中央線も不通のまま。物流にも問題が生じて、スーパー・コンビニなどに商品が配達できないなど、想定外の雪害に。さらに対応の遅れ、被害が継続&拡大しているようだ。豪雪地帯では、たいしたことのないレベルであろうが、対策を施していない地域にとっては、完全にマヒ状態となっている。一方、雪の多い地域での問題は、高齢者のみの住居での屋根の雪下ろし、買い物などに出かけられないことで、食料&灯油などの物資の供給不足が起きているという番組を見たことがある。自立して行動することは、高齢者にはかなり厳しい。必要に迫られて、雪下ろしをして、転落事故などが起きている。しかし、一昔前は、もっと積雪量が多かったのではないだろうか?当時は、2-3世代の同居などで若者の手があったのだろうか?都市部でも高齢者の独り暮らしは増えている。今回のような大雪で、家から出ることができず、買い物に行けない。食料の備蓄、灯油が無くなった状態が数日続けば、深刻な問題になるのではないだろうか?また、買い物に行っても、物流のマヒで品物が不足することも考えられる。一日でも早い、平常状態への復旧が望まれる。
雪山の写真を見ていると非常に美しく癒されるものが多い。しかし、その豪雪の中で、生活することは、並大抵のことではない。そこに暮らしを続ける人たちは、過去の体験の積み重ねから、しのぎ暮らしている。一方で、多くの雪がなければ、できないスポーツがある。今月は、毎晩、ソチ・オリンピックでの日本勢の活躍に関心が高い。四季があり、冬という季節に起きるできごと。楽しみもあるが、たいへんさも裏腹にあることを忘れてはいけない。温暖化、大寒波、異常気象と、何が起こるかわからない時代である。「備えあれば憂いなし」と言う。地震対策などの防災グッズの一つとして、冬から春の数度しか使わないかもしれないが、雪掻き用のスコップ、ほうきなどの道具を始め、防水がしっかり利いたスキーウェアー&手袋などの防寒具を揃えておくことをお勧めする。我が家は、もう何年もスキーに行かないが、基本的な装備は、揃えている。(そろそろ古く、買い替えの時期か?)さらに新潟で購入した「ダンプ」という、鉄板でできた大型雪掻き道具は重宝している。みなさん、まだ間に合います。揃えましょう!!
平成26年2月吉日
悟空の里 主人 金森 悟
●2014年01月 居住空間
●2013年12月 一年を振り返って
●2013年11月 未知の世界へ・・・
●2013年10月 観察力と表現力
●2013年09月 具体的な期日
●2013年08月 未来をみつめて