2013年12月 一年を振り返って

 平成25年、残り二週間となりました。みなさんご多用の中、いかがお過ごしでしょうか?
猛暑はいつのことであったか? あっという間に秋が過ぎ、日々冷え込んで、日本海側は大雪のところも。いつの間にかすっかり冬支度である。
 この一年、みなさんにとってどんな年でしたでしょうか?
56年ぶり第二回目の2020年の東京オリンピック開催決定、富士山世界文化遺産登録、「和食」世界無形文化遺産登録、アベノミクスによる景気回復兆候、株価の回復基調、高級車の販売好調、東北楽天イーグルス優勝、伊勢神宮「遷宮」、3.11復興の遅れ、中国&韓国との外交上の問題、ケネディ米国大使着任、食品表示偽装問題・・・。と話題には事欠かない年であったのではないでしょうか?
 個人的には、4月に父、8月に母を見送ったことが最大の出来事でした。両親と約50年同居。母は、最後の一年ほどは、介護施設と病院の入退居の繰り返しであった。短い期間であったが、介護・入院の付き添う時間に追われたこともあった。自宅で介護状態にあった時を振り返れば、色々と思い返すことがある。元気なころの母を知っているゆえに、少しでも気力を出して回復し、自ら動き、少しでも回復してもらいたいと叱咤激励。母は、父には、私が「怖い」と漏らしたとか。今さらであるが、もっと優しくできたのではないか? 厳しくしたことは、いけなかったのか?? 今でも自問自答する。痴呆が始まっていたが、わずかな時間でもできるだけ多く顔を見に出かけた。今でも施設方面へ、車を走らせるとき、久しぶりに、顔を見に立ち寄らなければ・・・。と一瞬頭の中をよぎることがある。人間の人生のエンディング、呼吸が停止し、心臓が止まる瞬間を立て続けに立ち会うこととなった。なぜか、同時に感じたことは、両親が亡きあとは、次の順番は私・・・と。いずれにしても、葬儀などの一連のイベントを終えた後の心理状態は、まだまだ不安定なのかもしれない。
 他にもいろいろなイベントがあった。
最も印象的なのは、7月末、20年に一度行われる伊勢神宮「第六十二回 式年遷宮」に参加できたこと。知人の宮司のお誘いで、特別神領民として内宮の「御白石持ち行事」への参加であった。(40年前までは、伊勢住民中心で行われていたが、前回20年前から全国の氏子らの参加が認められたとか)母を見送る10日前でもあり、この体験を待ってくれたかのようでもあった。20年後の式年遷宮の際には、ご縁があるかどうか?その他には、2月に仕事で初めて長崎県島原市の訪問、雲仙普賢岳噴火後の復興の様子などを見てきた。11月はイベント続きで、学会で京都を訪問し、桂離宮、大覚寺、水族館、マンガミュージアムを見学。東京ディズニーランドでの友人の結婚式で、式参列者としてパレードを体験。5年に一度の高校の大同窓会手伝い、また両親の他界で、数度の親戚回り等で富山訪問・・・。普段は訪れない地へ出向くこと、またそこで日頃お目にかからない人に出会う。やはり動いて初めてわかることがなんと多いことか。じっとしていたのでは何も変わらない。と改めて思いを新たにする。
 来年は、どんな年になるのであろうか?
特段、大きなイベントは予定されていないが、また多くの方とのご縁から、突発的にでも参加出来たら、楽しいと思う。また、今まで、自らこれをやりたい。という事をあまり考えてこなかったことでもあり、何か、自らがやりたいことも考える年にしてみるのもいいだろうか? 今まで世界経済に逆行して右肩上がりのウエイトは、そろそろ天井として、下降路線を辿らなければいけない。健康管理、この年末から新しい年にかけてスタートダッシュを切ろうか!!
今年も多くの方の御蔭で、無事に一年を過ごすことができました。この場を借りまして御礼申し上げます。
体調お気をつけて、よい年をお迎えください。

平成25年12月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2013年11月 未知の世界へ・・・
●2013年10月 観察力と表現力
●2013年09月 具体的な期日
●2013年08月 未来をみつめて
●2013年07月 旅に出る
●2013年06月 庭いじりに挑戦!