2012年04月 次のステージへ!

 この春、昨年就職した同居の息子が、転勤で新潟へ。初めての一人暮らしをスタート。昨年嫁いだ娘に続き、同居人は、私の両親含め6人から4人になった。日頃、一緒に行動していたわけではないが、すれ違う、寝顔を見る機会もなくなったのは、拍子抜けの感じがある。酔っ払って何時に帰るかわからない息子の為に、玄関のかぎを開けておいたことも、今では、私が最後に締めることになった。・・・と書いてゆくと、寂しさ満点の落ち込んだ生活が始まったように聞こえるだろうか?正直、そんな瞬間がないわけではないが、人生そんなことも言っておられず、日々の仕事&生活をいかに充実したものにするかは不偏である。
 そこで、その皮切りに、部屋の模様替えをしようと、wifeの留守中に、ちょっと驚かせたい気持ちもあり、我々が寝ている部屋の28年前の結婚の際にwifeが持ち込んだ婚礼ダンス2棹をひとりで、息子のいた隣部屋へ移動させた。長年住んだ家は、父の本棚を増築、エアコンの設置などして、タンスを室内&ベランダを通すスペースがない状況。そこで引越し屋さんをイメージして、ベランダの手すり越しにタンスをはみ出させて運んだ。一棹目は、完璧に移動。そして2棹目、なんとバランスを崩して、映画のスローモーション・シーンを見ているように二階ベランダから庭へ落下・・・。無残な姿と化した。その晩、wifeは、タンスを壊したことに加え、相談もなく模様替えをしたことに憤慨し、別の部屋で寝ることに・・・。その後、インターネットで家具修理の会社を探し、修理見積は、「ん?十万円」に。新しく購入できるほどの金額であるが、やはり思い出の品。気持ちはいくらかかっても直したいところ。そんな矢先、テニス仲間にお願いしていた火災保険の補償でカバーできると、うれしい知らせがあり、修理する気持ちも固まった。傷だらけの部品をできるだけ多く残しての再製を希望。1カ月後には、納品予定。
 ・・・「まあ余計なことは、するものではない!」と反省するが、驚かせたい(サプライズ)、喜ばせたいという、勝手な悪ガキ的アイデアで過去にもこの手の失敗は数々経験してきた記憶が・・・。まあ懲りないものである。
 さて、既に進行中の諸先輩方の生き方、考え方を改めて、参考にさせていただきたいと思う。25年ぶりの子供がいない夫婦だけの生活(実際は、同居中の介護状態の私の両親の世話が入るが・・・)は、いかなるものか? 今秋には「孫」というものがこの世に出てくる予定ではあるが、まだまだ約50年を生きていくつもりでいるので、計画は周到でなくてはいけない! 生まれて25年で結婚し、25年で神様から授かった二つの命を独立させた。さてさて次の25年、さらには次の25年は、何をしていくことにしようか? 冒頭にも触れたが、住民のいなくなった空き部屋を眺めていても、なにが起こる訳もなく、次のステージを作り上げることが、自分自身の義務であると感じる。実際、やらなければいけないことは山ほどあるが、上記のように、ここ数日は、立ち止ってしまった感が・・・。
 これからは、今まで経験もしたことのないことへのチャレンジもあろう。今まで積み重ねてきた延長線上で進むこともあろう。選択肢は幅広い。振り返れば、良いご縁から、30歳台後半から、多くの経験をさせていただいた。世界的社会奉仕団体のロータリークラブの地元クラブの幹事、地元大学OB会の幹事長&副会長など、大きな組織となれば60歳代にでも経験する役職を早々に体験できた。心新たなステージで、一年一年・・・一日一日を生きてゆくこととなる。活動の基軸をどこに、何に置くか、また家族とのかかわりをどう展開してゆくか? 来るゴールデンウィークにでも、じっくり考えてみようか? すでに先を走っておられる諸先輩方のエピソード、失敗談、秘密兵器?をお聞かせいただければ幸いです。
 関東地方は、桜は満開を過ぎ、新緑が眩しくなる季節に。ゴールデンウィークをゆっくりされる方、通常通りお仕事をされる方、活動しやすいこの季節をいかがお過ごしになられるであろうか? 何事も体調が第一。体調悪い人は、無理に急がず、徐行運転を! 有意義にこの良い季節をお過ごしください!!

平成24年4月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2012年03月 歳を重ねること
●2012年02月 捨てること
●2012年01月 飲水思源(いんすいしげん)
●2011年12月 夜空を仰いで…
●2011年11月 記すこと
●2011年10月 人生の財産