2020年11月 夜空を仰いで~♪♪

皆さんは、最近夜空を仰いだことがあるだろうか?

この言葉を聞くと、私は、まず加山雄三の「夜空を仰いで」を思い出す。先日、神奈川県の三浦半島近くへ出かけた際に、夜空を見上げた。海に近く、街灯もほとんどない場所であったので、オリオン座を中心にとても多くの星を眺めることができた。COVID-19禍、テレワークとリモートでの会議など、パソコン&携帯画面を見続ける時間が多くなってきた。日頃の行動を振り返ると、手元ばかりを見て、遠くを見る機会が極端に少なくなってきている。さだ まさしの「ガラパゴス携帯電話の歌」の中、「スマホはいいけれど、少し怖いんです。日本中の人が掌しかみていない、掌の中だけに世界があるようで・・・」という歌詞もインパクトがあった。子供&孫たちの日常生活を見ても、ゲームやYou tubeを見る機会が多くなり、小さな画面に食い入るようにしている。思わず、「離れてみなさい!!」といっても、気づかないうちにまた近づいてしまう。学校でも、タブレットを活用する授業も出てきていると聞く。昔から、「テレビは、離れてみなさい!!」なんて親から怒られながら見ていた記憶があるが、現在は、手元に画面があり、より視点は短くなってきている。必然的に、生活の一部が、「至近距離で画面を見る」ことは避けられなくなってきた。

遠くを眺める。子供たちだけではなく、大人でも、一年のうちに星空だけではなく、水平線、地平線を見る機会は、どれくらいあるのだろうか? 広大な草原へ出かける、高い山の頂に登る、海岸へ出かける。こんな機会がないと、遠くを眺め、地球を、宇宙を感じ、考える機会はないのかもしれない。改めて考えると、毎日の生活は、なんて小さな、狭い世界だけを見つめているのだろうか??と、もっと広大で、素敵な世界が目の前にあっても、見過ごしていることに、とてももったいないと感じるのは私だけであろうか?

前職で、約10年間、毎月海外へ出かける機会があった。今思えば、毎月、飛行機の中から、水平線&地平線、雲海を眺めながら過ごす時間があった。おかげさまで、約20か国を訪問。各都市を飛行機で移動し、それぞれの国を空から眺めことは、今では懐かしい思い出である。当時の行先は覚えていないが、夜の飛行の際に、キャビンクルーの方が「オーロラが見えますが、ご覧になりますか?」と声掛けしてくれて、ぼんやりと垂れ下がるように輝くオーロラを見たことがあった。加えて、世界の大都市に出かけて、夜景の光を見ることも素敵であったが、ハワイに出かけ「南十字星」を見たときは感動であった。

携帯アプリで「Google Sky」がある。空にかざすと、目の前に見える星座が表される。それが無い時代は、デート中に、彼女に「あの星がふたご座、カシオペア座、金星、木星・・・」なんて説明できる男性は、モテたに違いない?! わからない人は、プラネタリウムへ出かけて解説付きで、星を楽しむこともできた。天体ショーといわれる「日食」、「月食」に始まり、彗星群も楽しい。映画では、「Star Wars」、「宇宙戦艦ヤマト」など、宇宙を舞台にストーリーの展開、そして空想ではなく、NASA、JAXAが、ロケット打ち上げ、宇宙ステーション、惑星着陸など、夢が現実化してきている報道&映像を見ることもできる。

「空を見上げる」、簡単そうで、なかなか機会がない日常を変えてみませんか? そこに何か発見があり、忘れていたことを振り返る機会にもなるかもしれませんよ!

令和2年11月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2020年10月 Go Toキャンペーン
●2020年09月 外食とテイクアウト
●2020年08月 自己防衛の方法
●2020年07月 対面するということ
●2020年06月 観光産業 with COVID-19
●2020年05月 テレワーク