2014年09月 高齢化社会
総務省の人口推計の公表で65歳以上が総人口の25.9%、75歳以上が12.5%、80歳以上は7.6%になったと。4人に一人が65歳以上、8人に一人が75歳以上。団塊の世代(1949年昭和24年生)が65歳になったのが一因とコメントがあった。
学生時代、新社会人時代、50歳台の上司は、すごく年寄りに見えた。60歳で会社を去ってゆく老人を見送った記憶がうっすらある。時は流れ、前職の同期は、早期退職制度などを利用して、早々に定年&引退した者もいる。他の会社に就職した学生時代の仲間も、同様に早期退職したり、関連会社の役員として出たり、全く違う会社へ転職したり・・・。いつのまにか自分たちがその世代に突入し、カウントダウンを始めている人がいる。同時に、第二の人生をスタートしている。人生80歳! これからの20年強をいかに生きぬくか?を考えながら過ごしているのであろうと。
人生の流れの中で、ここ20年の間に、友人&知人の間では、親や親族との別れ、自分の結婚&離婚、子供の誕生、子供の結婚、孫の登場など・・・。自分の場合は、大学は一年多く通うこととなったが、30年前に25歳で結婚。子供二人を授かった。転職の後、ふたりとも学校教育を無事に済ませ就職。順調に結婚し、上の娘には2歳になる孫がいる。自分の親は、昨年、父親が86歳、母親が79歳で、立て続けに旅立ち、世代交代の波がセオリー通りに進んでいる。ふっと浮かんだのは、「次は自分の番」。
長生きすることと、元気で長生きすることは違う。母親が入居していた介護施設ならびに入退院を繰り返した病院での様子を見てきた。様々な病で入所しているひとを見てきた。体は健康だが痴呆の人。体は不自由だが頭ははっきりしている人。本人が一番大変であるが、同時にそれを見守る家族の負担も相当であったし、周囲も同様であった。負担は、体力的&時間的なことだけではなく、精神的なことにも及ぶ。
ひとそれぞれの病状・介護状態など行動&家庭事情が違うので、中々参考にできることは多くはない気がする。冒頭にも述べた「高齢化社会」、病・介護状態で、長生きすることは、本当に幸せではないかもしれない。安らかに元気で人生の後半を送っていくことを考えると、今からでも健康などの準備をしっかりしてゆくことの大切さを感じる。人生何事も積み重ね。健康も同様に積み重ねなのだと思う。はて、自分でできているかというと全くできていない。多くの人が、気に掛けながらも実行できず、それなりの人生を刻んでゆくのだと実感する。心身の健康に気をつけて、そんな仲間を応援してゆきたいと思う。
この20年間、生命保険の営業として働き、約20人のお客様を見送り、その後もご遺族とのお付き合いが続いている人もいる。昨年から、50歳代で、他界する仲間またはお客様が出てきた。60歳代でも・・・。ほとんどが病気である。介護状態となった人はまだいない。そのほとんどが悪性新生物(ガン)である。ガン治療もかなり進んできている。細かには、どこの&どんなガンになるか?で、生き抜く可能性は違ってくる。これも運命か?父親は損害保険の仕事をしていたが、定年後、関連会社でガン保険を扱っていた。自分の母親、兄弟をあいついでガンで亡くした。家族にもガン保険の重要性を説いていたが、自分は、ガンではなく、脳梗塞であった。病気になった時の医師との出会いでも命を左右する。医療現場は、それぞれベストを尽くして治療をしてくれていると思うが、とんでもない事例があり、それが引き金となって命を落とした事例は数少ないが、いくつか見てきた。素人には、家族では何を頼ればいいのだろうか?
とにかく、行きつくところは、家族を含めて自己健康コントロールの大切さと、親しく信頼できる人間関係(特に医師、税理士、弁護士など)ではないだろうか。日頃、人脈を大切にし、アンテナを張り巡らすことで、優良な情報を早く入手できる可能性があるに違いない。自分の人生のため、家族のため、友人&知人のため、努力する価値は十分である!
平成26年9月吉日
悟空の里主人 金森 悟
●2014年08月 誕生日
●2014年07月 守る
●2014年06月 歴史を知ること
●2014年05月 パワー不足・・・??
●2014年04月 表現力
●2014年03月 人とのつながり