2023年04月 電磁波について
日常生活の中、パソコン、携帯電話、電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど、家電製品を使わない生活は考えられない。電気のない生活は、東日本大震災後の計画停電で、一日数時間ずつであるが、大きめのろうそくを準備して、30年以上前に、ドイツのお土産で買い求めた「燭台」において、明かりをとった。
電磁波は体に悪いといわれながら、日常では、避けて通れない。気にかけながらも手を打つことも考えなかった。しかし、孫の世代が、毎日のようにゲームで遊び、液晶画面を見続けている。さらに小学校では、タブレットで授業を受け、帰宅してタブレットで宿題。終われば、再びゲームかテレビに向かう。現代の子供の将来は大丈夫なのだろうか?と気になり始めた。「電磁波過敏症」という症状を持つ方(1~5%ほどの人)は、電子機器の近くにいるだけで、吐き気、めまい、皮膚にかゆみが出るなど不快な症状が出るという。
電磁波の特に強いといわれる家庭内電子機器は、電子レンジ(200mG)、掃除機(200mG)、洗濯機(30mG)、エアコン(20mG)などで、消費電力が大きい製品は、多く電磁波を発生させているといわれる。また最も注意が必要とされる製品は、テレビ(20mG)、電気こたつ(100mG)、パソコン。ACアダプターは、意外と電磁波が強いとのことである。これらは、電磁波の強さよりも、長時間の使用で電磁波を浴び続けるためであると。さらには、携帯電話、ヘアドライヤー(70mG)、電気シェーバー(100mG)・電気歯ブラシ(いずれも100V電源使用のタイプ)が含まれ、日常の必需品である。
これは、目からうろこであったのが、パソコンのスイッチがオフでも、コードがコンセントに差し込んであるあるだけで、交流電圧に結びついて「交流電場」が生じているという。簡単には、延長コードそのものに、交流電場が作り出されていると。また、全く無防備であったのがベッドサイド。頭のすぐ上にコンセントがあり、照明、携帯とディフューザーをつけていた。照明は、コンセントに差し込んであるだけで交流電場を作り、その電気をつけると交流磁場が作られると。寝室での電磁波予防策は、100Vの電源を使う電気製品は使わない。必要のないコードは抜いておく。目覚まし時計は電池タイプに。さらに、コードレス電話、その親機、携帯電話やwifiルーターは、ベッドから離すことを勧めると。
他の対策例としては、ホットカーペットは、就寝前に温め、寝るときに「オフ」に。洗濯機のようにアースされていると電流電場は「ゼロ」近くすることができる。高周波電磁波は、空中で電線なしで伝導する携帯電話、ラジオ、テレビ、リモコン、wifi、コードレス電話、電子レンジなど。さらには、電磁波の安全基準をクリアしていても、電磁波の「ノイズ」を遮断することが大切と。電磁波が発するノイズは30kHz以上の高周波。これを電磁的にカットする「フィルタ」の利用が効果的。電磁波ノイズを小さくするためには、電磁のノイズを反射あるいは吸収し、信号系統へのノイズ侵入を防止する機能の「シールド」を活用できる。
日頃、諦めていた電磁波対策、改めて身近な問題、家族の健康対策として、早速、取り組んでみようと、電磁波テスターを入手し、家の中、あちこちを計測してみた。延長コードに繋ぎっぱなしの本体スイッチの入っていないプリンター、電気ポットなどには、大きな電磁波が。早速、ベッドサイドに始まり、延長コードなどのスイッチを消して回った。みなさんも気にかけて、心が落ち着ける環境づくりをしてみませんか?
令和5年4月吉日
悟空の里主人 金森 悟