2023年01月 卯年を迎えて
新しい年を迎え、早や一か月が経過しようとしている。
皆様、本年(令和5年)も、よろしくお付き合いのほどお願いいたします。
COVID-19禍は、3年目を迎えた。まだまだ毎日マスクをして制限のある行動を強いられている。しかし、街中の賑わいは、COVID-19禍前にほぼ戻りつつあり、インバウンドも多くなってきているのではないだろうか? 先日、夜の会食で以前からよく訪れていた鶏料理のお店を訪れたが、ほぼ満席。また会社近くのランチに出かけるタイ&ベトナム料理屋は30分待ちの行列に。一方で、日本料理の先生をする料理人の方から聞いた話では、実際、お客様が増えているのは事実であるが、料理人&スタッフ不足で、頭を悩ませていると。COVID-19禍で、閉店、休業したお店で働いていたスタッフは、一度、違う仕事に移ってしまい、なかなか現場に戻っていないようだ。料理の世界で活躍したいという人も、安定性&待遇の厳しさに、目指した道を諦めてしまう人も多くなってきているようだ。
自らの生命保険の営業の仕事は、一時は、「面談禁止」との制限もされたが、システム&ルールの改定もあり、現場では、リモートでの面談が多く行われるようになった。私自身、また私とお付き合いいただく方はリモートには不慣れの方も多く、 COVID-19禍であれ、気を付けながら対面での面談を通常のようにやってきた。リモート面談の経験を重ねて感じたことは、リモートでは、相手の表情、会話の間、相槌、雑談を挟む雰囲気などは、対面でのコミュニケーションで普通にやっていたことが非常に難しいことを認識した。友人の話でも、社員採用面接は、リアルの対面に限ると。監査をする人間は、相手の表情を見ながら話しを聞かないと仕事にならないと。リモートのメリットはもちろん感じる。例えば、セミナー開催については、遠方から参加する人は、リモート参加できる。主催者側は、会場確保不要、会場による人数制限を気にすることも不要に。メリットは大きい。経営効率も上がるのではないだろうか?
教育の現場はどうだろうか? 孫が通う小学校は、通常授業に戻ってきている。ただCOVID-19禍、通学制限を経て、タブレットを使った宿題提出などが日常化された。校庭で遊びまわり、部活動も平常化しているようだ。ただマスクをつけないと不安になるという習慣ができてしまい、それが気がかりである。時間が解決することを望みたい。COVID-19禍の大学受験、大学生活、就職活動について話を聞いた。リモート面接&授業があり、キャンパスに登校する機会もほとんどなく卒業。東京の大学に受かり上京したが、登校する機会がほとんどなく、東京の拠点をキャンセルし地元に戻った。サークル&部活動などの加入機会もなく、友人を作る機会がなかった。就職活動もリモートが多く、入社後もリモート研修&会議。直属の上司とは、入社して1年近く経過してから初めてリアルで対面など。私自身は、学生時代は、友人と出会い、人生の財産を培った日々であり、その場であった。40年以上経過し、今でも続く友人関係、またその広がり。COVID-19禍の学生時代はそれがほとんど体験できていない。彼らは、友人とのコミュニケーションが乏しかった学生時代は、将来どのような影響を及ぼすことになるのであろうか?
昨年も多くの方に支えられ過ごした一年であった。今年で65本目の年輪を刻む。人生は多くの人に支えられながら送れることを、若い世代に継承していくことも自分の役割であると、この一年を過ごしたいと思う。皆さん、本年もよろしくお願いいたします。
令和5年1月吉日
悟空の里主人 金森 悟