2018年12月 スマホの世界

 スマートフォン、これを使いこなせば、飛行機、電車のチケット予約、飲食店の席の予約、タクシーをその場で呼べる時代になった。さらには、お財布を持たなくても買い物、電車の乗ることもできる。スマホを使ったサービスはどんどん進化している。
 さだまさしの「ガラパゴス携帯電話の歌」というのがある。
その中、「日本中の人が掌(て)しかみていない。掌の中だけに世界があるようで、得体のしれないようなものに支配されているようで・・・」という歌詞を聞いてドキッとした。仕事と言いながら、スマホを手放せない日常生活を送っている自分がいる。万歩計でもあり、一日中、手放さず、トイレに行く時でさえ持ち歩く。電車に乗るとすぐに携帯を開いて、メール、Facebookなどチェック。電車内を見ても、かなりの人がスマホの画面に見入っている。さだまさしの歌詞のとおり、何かに支配されているような光景に見える。
 改めて、日頃、自分はどんなことに使っているのであろうか?

  1. スケジュール管理、
  2. メール、Facebook、LINEでのやりとり、
  3. 銀行振り込みなど、
  4. JR(新幹線など)のチケット予約
  5. 飛行機&出張先での宿泊者手配
  6. 高速道路渋滞情報
  7. パーキング探し、
  8. お薬手帳
  9. 宅配便再配達依頼
  10. 天気予報、
  11. LINE pay
  12. タクシー配車アプリ

 など。もう手放せない状態である。
先日、スイスに留学されている友人のお子さんが一時帰国された。現地の学校の方針で、個人でのwifi使用が認められず、滞在中は、スマホが使えない状態。スマホが手放せないお子さんだったのですが、時間があるときは、読書をしたり、お散歩をしたりしているとのこと。そういえば、読書する、散歩する。そんな時間の使い方からしばらくご無沙汰している気がする。先にも述べたが、電車の乗ったとき、トイレに入ったとき、帰宅したとき、スマホを持ち歩き、ついつい画面を開いて、何かしている癖がついてしまった気がする。「これではいけないな!」と思うことがあるが、スマホを開いて何かするという誘惑に負けている。
 中国の深玔(しんせん)市に住む友人が、「キャッシュレス」最先端の状況を話てくれた。元々は、偽札など、貨幣についての信頼性が異常に低く、キャッシュレス導入が加速しているとのこと。通常の買い物の決済は、すべてスマホでキャッシュレス。さらに進んだお店は、「顔認証」で決済。日本は、10年遅れているといわれる。ただし、便利の裏には、個人情報、個人のお金の使い方情報が取られ管理されている。一年間のお金のお使い方は、その個人の信用情報となり、融資審査に使われるなど・・・。便利の裏には、自分の行動を開示しているということを認識しているのであろうか?日本は「キャッシュレス」社会を加速しようとしている。銀行業務の存続も怪しくなるくらい状況は変わる。その便利さには、代償があるという認識が大切だ。しかし大きな動きは止められない。我々は、いかに使いこなし、情報開示をしてゆくのか?
 さて、皆さんには、今年も大変にお世話になりました。新しい年もお元気でお過ごしください。年が明けると、4月末に平成が終わり、新しい元号がスタートします。どんな年になっていくのか? 健康で素敵な年にしていきましょう!

平成30年12月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2018年11月 新しい世界を体験すること
●2018年10月 若大将
●2018年09月 地球の将来
●2018年08月 還暦を迎えて
●2018年07月 50歳台最後の月を迎えて
●2018年06月 よく噛むこと!