2023年12月 いきいき人生に!

 令和5年(2023年)も残すところ2週間ほどに。ここ数日、12月とは思えない暖かな日が続きましたが、本格的な寒さが始まりました。この一年、どのような一年を過ごされたでしょうか?

 自身の大きな変化としては、18歳で運転免許を取得してから、いつも家に車がある生活を送ってきた。COVID-19禍は、特に、電車を避けて、どこへ行くにも車。年を重ねて、夜間&雨天などの運転が少し不安となり、遠距離へ出かける際は、飛行機&新幹線で移動し、現地でレンタカーを使う。この5月、車検を通さず車を手放し、車なし生活を始めた。不便さを感じるが、COVID-19禍が明け、意外に車なしでも不自由のない毎日を過ごしている。車移動が必要な場合は、カーシェアやレンタカーを活用する。車なし生活になると気になるところが、高齢者運転が問題視されること。車がないと行動範囲が狭まる懸念。公共交通機関の整備見の直し、議論されているライドシェアを推進するなど、改革&改善を期待したいところである。車移動ばかりで、宴席では、ソフトドリンクしか飲まなかった私が、お酒を飲むようになり驚く仲間がいる。「私は飲まない」と印象づいていたようだ。聞かれたときは、「あ~、今日は運転手付き。」と返す。年齢的に、会社の車付きで移動する仲間と同等にみられることはややこしく、「あの、JRとか東京メトロとかの運転手ね!」と必ず付け加えることにしている。次に、8月には65本目の年輪を刻み、「介護保険証」を手にした。公共施設は、半額割引の対象に。JRの「ジパング倶楽部」という割引制度が使え、最大30%割引となる。(男性は65歳~、女性は60歳~。2024年4月からは、男女65歳以上)まさに、運転手付きでの移動が増えることになりそうだ。

 話は変わり、昨年、87歳でテニスの大先輩が旅立たれた。身内中心に教会で行われたご葬儀&告別式に、参列させていただいた。そして、今年、ご存命であれば88歳ということで、故人のお誕生日会と題して、約100名近い学生時代、社会人時代の仕事&テニス仲間が集まりお祝いをした。故人と親しかったお仲間たちの何十年ぶりの再会でもあった。80歳代の方々が、子供のころの軽井沢でのテニスの思い出話も花咲いていた。年齢を重ねても、趣味を持ち、このようなステキな人生が送れるというお手本であった。

 自分自身は、いつまでも若いつもりでいるが、学生時代の仲間は、60歳、65歳で定年を迎え、完全リタイアの道を選択している。そんな話題が中心となる中、ある友人は、「今上陛下は、60歳から天皇陛下という仕事を始められた。」という発言をし、まだまだ我々も元気に、いろいろなことをやっていこうよ!という話題になった。最近知り合ったお蕎麦屋さんの店主は78歳。70歳を迎えて起業するという本を書かれた。70歳台は人生の終盤という雰囲気は吹き飛ばし、まだまだこれから人生楽しく生きていこう。という前向きな発想と行動を実行されている。そば道は、「手打ち」を極めるというのが通例と言われるようだが、高齢により、体力的に難しくなり、断念する人も多いといわれる。しかし、それを「機械打ち」でやれば、年齢&体力を気にすることなく、蕎麦屋を続けられる。という発想の転換でもあった。誰が決めたかわからない今までの常識を変えることで、人生も大きく変えられる一つの例ではないだろうか。

 新しい年は、「辰」。陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になり成長する年といわれる。発想の転換で、改めて、生き生きとした生き方を始めてみたいと思う。皆様には、今年もお世話になりました。悟空の里にもお立ち寄りいただきありがとうございました。新たな年もステキな一年になりますように!!

令和5年12月吉日
悟空の里主人 金森 悟