今月のメッセージ・ライブラリ

「最高の人生の見つけ方」

 先日、こんなタイトルの映画を見た。ジャック・ニコルソン(大金持ちの役)とモーガン・フリードマン(自動車修理工の役)というアメリカの名俳優の共演作である。 病院で同室となった二人の男が、「余命半年」を宣告され、人生でやり残したことを達成するべく冒険の旅に出る。プライベート・ジェットで、フランス、エジプト、香港・・・と旅が続く。それも途中で帰ることになるが、友人もいない大金持ちと、家族に囲まれた修理工の今までの人生の過ごし方のギャップが、クローズ・アップされる。

 最近、身近な人の入院など、いくつかの病院を訪れる機会があった。なんと大勢の人が通院しているのであろうか!!待合室は、満杯状態である。病気を抱えているからであるが、暗く、生気のない顔をした方ばかりである。皆、このまま人生を終えて行くのであろうか?先日まで元気であった人が、他人のサポートを受けなければ、日常生活が不自由になる。元気なときは想像しない事が突然に起きる。明日はわが身となってもおかしくない。

 人間、(一部の人を除けば)働かなければ、収入も得られず、生きていけない。しかし、家族、人間関係など、多くを犠牲にして、金儲けまっしぐらで、孤立してしまう人も少なくない。何事も中庸がいいというけれど、人間そんなに器用でもないのであろう。映画、ドラマの中、「人は裏切るけれど、お金は裏切らない!」といった悪役のセリフが出てくる。また、ある雑誌で、超富裕層の人が、「一番大切にしたいものは?」の問いに、「家族とのひととき」と答える人が多い。との記事を見かけた。最高の人生とは何なのであろうか?

 私の周りにも、いろいろな方がいて、上記の映画に出てくるような、夢のような旅を、多くの仲間とどんどん実現させて、エンジョイされている。以前、「大統領のように働き、王様のように遊ぶ!」といわれていたのが印象的だ。現在でも、世界&日本を駆け巡り、24時間、365日を満喫されている。誰もが、そんな人生を送ることは、現実的に時間とお金などを考えると、かなり難しい。

 ある方が、子供の頃から多くの本に触れることを薦められていたことを思い出す。恋愛であったり、旅であったり・・・。喜んだり、涙したり、怒ったり・・・。想像の世界でいろいろな人生体験ができる。何かあっても、自分の体を傷つけることはない。現代社会では、映画、テレビなどの映像による体験ができる。(本による、想像の世界のほうが、幅は広いかもしれないが・・・??)架空の、他人の人生ばかり見ていてもいけないと思うが、先人の残した記録・歴史を、本や映像で表現された出来事から学ぶことは多いと思う。実体験ではないが、人生勉強には、とっても良い。

 がむしゃらに、また無駄に時を過ごしている自分がいる。最高の人生に一歩でも近づけるために、元気なうちに、何をしたらいいのか??今からでも、ちょっとした時間とお金を費やして、娯楽だけでは終わらせずに、本、映画などとの出会いを楽しんでみてはいかがであろうか?その中から、実体験を選択しても遅くはないかもしれない。


平成20年5月吉日

悟空の里 主人
金森 悟