2012年09月 時手紙(ときてがみ)

 朝夕はすっかり秋らしくなってきたようです。いかがお過ごしでしょうか?
先月54本目の年輪を刻んでから一ヶ月。そういえば・・・。「50歳の誕生日に、折り返し地点として、次の50年をどのように生きるか?」を考えようと言ったまま4年。今更言い訳であるが、50年先はあまりにも長く、想像も難しい。それでは、「次の10年は?」(既に4年経過・・・)を具体的に考えてみようかと。そんな折、「海辺の文学記念館」(愛知県蒲郡市)にあるポスト「時手紙」の話を聞いた。それは、「10年後の自分に宛てた手紙を投函し、10年後に配達される。」(*期間は指定した年数も可)手紙を投函する人たちの中には、出産した子供の将来への期待を込めて。ご家族との死別後、立ち直った自分へ。など、近い将来の自分&家族への期待と夢を記す方が多いようだ。そして、受け取る際の緊張感とプレッシャーもかなりのものだとか・・・。時の経過について、ある先輩が、「子供がいると、その成長と経過年数を肌で感じられるが、いないとよくわからなくなる。」と。自分には、先月、孫ができた。孫が成人式の時、自分は74歳。と具体的なイメージがわくことからも納得できる。一方で、10年前の自分は、何を考えていたのかも気になった。この「悟空の里」のホームページの毎月のメッセージは、かれこれ15年ほど毎月継続してきた。日頃、振り返らないが、後でアーカイブ(過去の記録)を覗いてみようと思う。やはりドキドキする。 
 元気で長く生きるには、まずは健康であること。自分の健康管理はいかがなものか?約20年にわたり、友人の経営する人間ドックで定期検診をし、生活改善を指摘され、そのまま現在に・・・。今年5月の急性虫垂炎での人生初の入院以降、特段の体の変調は見られないが、所々、鈍痛があったり、動かすと痛かったり・・・。運動は、この猛暑の8月は、屋外でのテニスは控え、室内でのプール&筋トレ。9月に入り少し涼しくなり、月二回ほどの朝1時間のテニスを再開した。食事は、中身は気をつけながらも、仕事でバタバタしているうちに抜くことも。バナナ一本、ジュース一杯などで済ませることも。しかし体重に変化は全くない。(何故?)平均的に50歳前後の健康状態はいかがなものか?友人らと会うと、健康診断で体脂肪、コレステロール、血糖値など検査・指摘事項が話題となる。自分の仕事柄、お客様のお体についての連絡が入る。ポリープ切除。白内障の手術。初めてのガン宣告。その後の転移。その他身体&精神障害によるご入院等など。多くのストレスを抱える現代社会。生活習慣病が増え、心まで病んでしまうこともある。
 健康、仕事、家族などの10年後を思い描いてみることで、日々の生活のやる気を刺激できないであろうか?自分の場合、健康面からは、まずは減量!大学・体育会庭球部時代との体重差は、なんと20キロ!(あっ公開してしまった・・)一時期、専門的な筋トレ道場へ通い、体重7キロ減!スーツも全て直したが元の姿に復帰。日頃、運動(手ぬるいのは認める。)をしてきたが、大きな変化の兆しはない。運動による効果は限定的で、食事コントロールが一番効果的と。日頃、自分自身暴飲暴食の記憶はなく、仲間と食事に出かけても同じ量を食べているはずなのに不思議だ。加齢により代謝率低下で、脂肪燃焼量も低下する理論は理解しているが、目に見える結果は出ない。
 さらには、将来にわたって継続できる趣味が必要である。ここ数年、お付き合いする方の中にも、体を悪くされた方、高齢者の方などが、病院でのベッド生活が長く続き、筋力だけでなく精神力も衰えてゆく様子を拝見する。何事にも無気力となり、日常の自宅での立ち座りなどの動きさえできなくなってしまう。ところが「私はこんなはずではない!」、「私は仲間と麻雀をやりたい!」などといったその方のやる気と気力で、数ヶ月のベッド生活・車椅子生活から、ほとんど普段の生活に戻った方も見てきている。「どうしてもやりたいこと!」これをいくつも持っている人は生き方も楽しく、多くの仲間に恵まれ、一度、苦しい思いをされても、立ち直る大きな力となることは明らかである。(あまりわがままになりすぎると、ご家族&世間の迷惑となりますが(笑))ぜひ、みなさんも現在の趣味の継続、過去の趣味の復活、新しい趣味への挑戦など、長年付き合える趣味にぜひ出会ってください!運動だけだと、膝腰を痛めて、断念せざるをえないことも多々。次を考えるのは大変です。だからこそ複数!   さて、10年後(6年後)の自分、どうしよう・・・。

平成24年9月吉日
悟空の里主人 金森 悟

●2012年08月 イギリス(英国)好み!?
●2012年07月 夢中になれること
●2012年06月 みだしなみ?
●2012年05月 人のやる気
●2012年04月 次のステージへ!
●2012年03月 歳を重ねること